2012.3.14❻-４・オルドバイ渓谷

2012.3.14❻-4　オルドバイ渓谷　マサイ族の村を出て、セレンゲティ国立公園に向かう途中、オルドバイ渓谷に立ち寄る。

オルドバイ渓谷 Oluduvai Gorge　タンザニア北部のンゴロンゴロ保護区にある谷横数百ｍ、全長40ｋｍに及ぶ巨大な渓谷。人類は東アフリカ大陸から世界に広がったされている。その最古とされる場所が、タンザニア・オルドバイ渓谷とされている。1959年このオルドバイ渓谷で人類史上大変貴重な発見があった。ケニヤ生まれのイギリス人、古生物学者ルイス・キーリー博士とマリー夫人が、地層の第一層目から約180万年～170万年前のものと思われる猿人の化石を発見した。この化石は、ジンジャントロプス・ボイセイと名づけられた。更に1963年には第二層目の下部から約170～150万年前のものと思われる人骨化石を発見。ホモ・ハビリスと名づけられた。「ホモ・ハビリス」は猿人から原人への移行種であり、道具を製作出来る｢器用なヒト」を意味する。これら「猿人」と「ヒト」の化石が発掘された場所として、オルドバイ渓谷は世界最古の最需要の遺跡といえる。

ジンジャントロプス・ボイセイ(猿人)頭蓋骨　　　　　　　　360万年前と推定される足跡の化石

次回は❻-５セレンゲティ国立公園編を掲載予定

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